名盤探訪記8. McGuinness Flint / Happy Birthday, Ruthy Baby

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名盤探訪記8枚目は、イギリスのフォークロックバンド、マギネス・フリントの2nd”Happy Birthday, Ruthy Baby”

マギネス・フリントは1970年に元マンフレッド・マンのトム・マギネス、元ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズのヒューイ・フリントにボーカル&キーボードのデニス・クルーソンとマルチ奏者でシンガーソングライターコンビのギャラガー&ライルを加えて結成されました。

彼らは1stシングル”When I’m Deaad and Gone”がいきなりUKシングルスチャートで2位、ビルボードポップチャートで47位、他にもアイルランドやカナダのチャートでも上位に入り、デビューアルバムの”McGuinness Flint”もUKのアルバムチャートで10位と、いきなり売れっ子になってしまいます。さらに続くシングルの”Malt and Barley Blues”もUKチャートで5位を獲得。そんな予想だにしなかった成功に彼らは大きなプレッシャーを感じ、最初のツアーは大失敗に終わります。コンディションを崩してほとんどの予定をキャンセルしたらしいので相当なプレッシャーだったんですね。。かわいそうですね。

バンド内はツアーとパフォーマンスを重視するマギネスとフリント、ソングライティングとレコーディングを重視するギャラガーとライルで意見が食い違いますが、結果としてこの2ndアルバムはギャラガーとライルの意見が重視されたアルバムとなりました。不運にもチャートにおいては成功を収められませんでしたが、良質な楽曲にレコーディングを重視した素晴らしいアルバムとなっています。

A3のマギネス/フリントの作品以外は全てギャラガー&ライルの作品で、A1のタイトル曲”Happy Birthday, Ruthy Baby”での素晴らしいピアノプレイはニッキー・ホプキンスで他5曲で演奏しています。楽曲もバラエティに富み、カントリー、バラード、ロック、A面だけでも色々な顔を見せてくれます。A6″KLONDIKE”で締めくくる流れはもうこのままアルバムを終わってもいいと思わせる素晴らしい流れで、この曲はとてもいい曲ですね。同じイギリスのせいか、ポール・マッカートニーのJUNKを思い出します。B1″Reader to Writer”ではその余韻を全く残さず仕切り直し、B2″Changes”は途中バンジョーが三線のように入ってきて某沖縄のバンドが浮かんでしまいます。。B面はA面に比べて少し息切れ感が否めませんが、最後のB6″Sparrow”で見事に締めくくっています。まさに名曲。ギャラガー&ライルはこのアルバムでグループを去りますが、第1期マギネス・フリントの終わりを感じさせる曲です。

若いメンバー達の苦悩、葛藤の末に生み出された珠玉のスタジオレコーディング・アルバム、必聴です!

McGuinness Flint ‎– Happy Birthday, Ruthy Baby
Label:Capitol Records ‎– ST-794
Country:US(アメリカ盤のため)
Released:1971
Genre:Rock

Acoustic Guitar, Electric Guitar, Mandolin, Bass, Vocals – Graham Lyle
Acoustic Guitar, Harmonica, Electric Guitar, Bass, Piano, Vocals, Ocarina – Benny Gallagher
Arranged By – Brian Rogers (tracks: A6)
Arranged By [Horns] – Jimmy Jewell, John Mumford
Drums – Hughie Flint
Keyboards – Nicky Hopkins (tracks: A1 to A3, B1, B5, B6)
Producer, Engineer – Glyn Johns
Saxophone – Jimmy Jewell
Trombone – John Mumford
Vocals – Dennis Coulson
Vocals, Electric Guitar, Bass – Tom McGuinness
Written-By – B. Gallagher* (tracks: A1, A2, A4 to B6), G. Lyle* (tracks: A1, A2, A4 to B6), H. Flint* (tracks: A3), McGuinness* (tracks: A3)

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