名盤探訪記5. Tony Kosinec / Bad Girl Songs

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名盤探訪記5枚目は、カナダの名シンガーソングライター トニー・コジネクの70年の2nd “Bad Girl Songs”。

トニー・コジネクはイギリスのリーズ生まれ、生後6ヶ月でカナダのトロントに移住。20歳の時にトロントのライブハウスに来ていたエリック・アンダーソンに自作を披露する機会を得て、その場に居合わせたNYCの人気DJ マレー・ザ・Kが即座に契約を申し出たという逸話の持ち主。その後コロンビアから発表した1stは決して悪くはないのですが、本作と比較するとだいぶ見劣りする印象です。トニー自身も1stの出来には全く満足していなかったそうです。

2ndはジェイムズ・テイラー、リンダ・ロンシュタット、ダニー・コーチマー、J.D.サウザーなどのプロデューサーとして有名なピーター・アッシャーと出会い、彼のプロデュースによりロサンゼルスで製作されました。シンプルなアレンジで、一部プログレッシブな展開をする曲ありますが、アコギ1本のシンプルな曲もあり、アルバム全体としてはロックというよりはフォーキーな印象が残ります。カナダのソングライターはアメリカのソングライターに比べ、どこか繊細で美しく、冬を感じる(雪景色のイメージ)のですが、ブルース・コバーンやレナード・コーエンに通ずるところもありつつも、そのメロディセンスと楽曲構成のセンスは別格であり、最初の逸話も納得できます。

A1 The World Stillはプログレッシブな展開で始まり、A2 I Use Herはアコギとピアノのアンサンブルがとても美しい曲です。タイトル曲のA3 Bad Girls、A4 Come And Goもイントロからアメリカ人にはない感性を感じ、静かな曲の中にも緩急がある曲の展開は秀逸です。B1 Gemini At Painsはピアノとフルートが美しい静かなフォークロック曲ですがラストのピアノソロはベースも絡みジャズ調に展開します。B2 Me and My Friends、B3 Dinner Timeも本当にいい曲で、B4もB5もB6も、、、言い出すとキリがない、、簡単に言ってしまうとこの人は天才ですね。。

不遇の天才が生み出したフォーク・ロックの宝石箱とも言うべき名盤中の名盤、必聴です!!!

Tony Kosinec ‎– Bad Girl Songs
Label:Columbia ‎– CS 30277
Country:US
Released:1970
Genre:Folk Rock

Vocal,Guitar – Tony Kosinec
Piano,Flute – Maribeth Solomon
Bass – Mark Lams
Drums – Russ Kunkel
Producer – Peter Asher

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