名盤探訪記4. Dr.John / In The Right Place

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名盤探訪記4枚目は、ニューオリンズ出身のピアニスト ドクター・ジョンの73年の作品 “In The Right Place”。

ドクター・ジョンと言えばニューオリンズ音楽を現代に蘇らせた(正確には再構築した)ことで有名な72年作の”ガンボ”が圧倒的に有名ですが、個人的には本作を聴いた時の衝撃のほうが大きかったです。ガンボは歴史的な価値を生み出し、本作はそこからさらに新しい一歩を踏み出し、よりコンテンポラリーで斬新な作品に仕上がっています。

プロデューサーにアラン・トゥーサン、バックにミーターズを迎え、南部的な要素を加えながらも、シンセやエレクトリックサックスを効果的に取り入れた独特な音作りが他に類を見ない個性となっています。ザ・バンドやリトル・フィートがニューオリンズ音楽に接近する中、まったく新しい音楽を生み出し、一歩先を行っているのがすごいですね。録音もLAからマイアミに移し、自由に、力の抜けた作品作りが伺えます。

A1 Right Place Wrong Time はイントロのシンセの入り、コーラスのブレークの入れ方など、いきなりこのアルバムは普通じゃないなと予感させます。A3 Just The Same でしみじみ聽かせるかと思えばA4 Quorified ではファンキーに、A5 Traveling Mood,B1 Lifeはゆる〜い感じで、好きな音楽を好きなメンバーとやっている感じが伝わります。B2 Such a Night は聴いた瞬間にいい曲と言ってしまう名曲中の名曲で、トップ10に入るのも納得できます。ちなみにドクター・ジョンの本名はマック・レベナックと言います。本作でも自作は6曲を連ね、どれもいい曲ばかり。ピアニストのイメージが強いですが、改めてすごいソングライターだなと感じさせられました。

歴史的な名盤をも超える、新しい世界を作り出した隠れた名盤、必聴です!

Dr. John ‎– In The Right Place
Label:ATCO Records ‎– SD 7018
Country:US
Released:1973
Genre:Funk / Soul

Backing Band [Rhythm] – The Meters
Backing Vocals – Jessie Smith, Robbie Montgomery
Bass – George “Freak Man” Porter*
Design, Painting – James Flournoy Holmes
Drums – Joseph “Zigaboo” Modeliste*
Engineer – Karl Richardson
Featuring [Rhythm] – The Meters
Graphics [Graphic Coordinator] – David “WORM” Holmes*
Lead Guitar – Leo “Breeze” Nocentelli*
Organ – Arthur “Red” Neville*
Producer, Arranged By, Piano, Electric Piano, Acoustic Guitar, Congas, Tambourine, Backing Vocals, Conductor – Allen Toussaint
Remix – Allen Toussaint (tracks: A5), Arif Mardin (tracks: A1 to A4, A6 to B5), Jimmy Douglass (tracks: A1 to A4, A6 to B5)
Saxophone – Gary Brown (2)
Vocals, Backing Vocals – Mac Rebennack

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