名盤探訪記2. Eric Justin Kaz / If You’re Lonly

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名盤探訪記2枚目はSSWモノの金字塔、エリック・カズの1972年のソロデビュー作 ”If You’re Lonely”。

エリックは1947年ニューヨーク、ブルックリン出身のシンガー・ソングライターで、リビー・タイタスとの共作による「Love Has No Pride」がボニー・レイット、リンダ・ロンシュタットに取り上げられたことで有名です。エリックの曲は他にも数多くのミュージシャンによって歌われ、ソングライティング能力の高さが伺われます。

今回は2枚目のアルバム ”Cul De Sac”と迷った末、1stを紹介することにしました。Cul de Sacを最初に聴いたので思い入れはそちらのほうが強いのですが、今回改めて両方を聴き比べて1stの凄さを再認識しました。60年代から70年代にかけて社会が激変し、泥沼化するベトナム戦争はアメリカに暗い影を落としていました。そんな時代背景における人々の孤独、絶望、悲しみなど内面的な心情を描いた楽曲が多いのですが、エリックはそれを悲観することなくポジティブに捉えていることがアルバム全体の雰囲気から感じ取れます。

A1 Cruel Wind、A2 If You’re Lonley、A5 Tonight,The Sky’s About to Cry、B1 Cry Like a Rainstorm、B4 Someday,My Love May Grow、B5 Christ,It’s Cold Outsideは涙なしには聴けません。シンプルな歌詞にエリックのピアノ、シンプルなストリングスが相まって、最高の雰囲気で聴かせてくれます。バックには当時ニューヨークで最先端を歩むソウル・ジャズ畑のセッション・ミュージシャンに加え、ボニー・レイットがスチールギターで、トレーシー・ネルソンもコーラスで参加しています。ストリングス・アレンジには名アレンジャーとしてフランク・シナトラ、アレサ・フランクリン、アントニオ・カルロス・ジョビンなど数々のアルバムの製作に携わったエミール・デオダートが参加。

エリックの才能と時代性が最高の形で結実して生まれた最高傑作、必聴です!

Eric Justin Kaz* ‎– If You’re Lonely
Label:Atlantic ‎– SD 7246
Country:US
Released:1972
Genre:Rock, Folk, World, & Country

Arranged By [Strings], Conductor – Eumir Deodato
Backing Vocals – Cissy Houston, Dianne Davidson, Josh Brown (15), Sandie Cantrell, Tracy Nelson
Bass – George Duvivier, Richard Davis (2)
Clarinet – Seldon Powell
Congas – David Schiffman
Drums – Grady Tate
Electric Bass – Chuck Rainey, Tony Levin
Electric Guitar, Harmony Vocals – Steve Soles*
English Horn – Romeo Penque
Percussion, Congas – Ralph MacDonald
Slide Guitar [Electric] – Paul Dickler
Steel Guitar [National] – Bonnie Raitt
Strings – Al Brown*
Tuba – Don Butterfield
Vocals, Piano, Harmonica, Acoustic Guitar, Composed By, Arranged By – Eric Kaz

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