本日も岐阜サンビル出店中!

本日、岐阜柳ケ瀬商店会のサンデービルヂングマーケット、4回目の出店です!場所はいつもの場所です。
ドナルド・フェイゲン新入荷しています。オーディオの相談も承りますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください!

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本日、岐阜サンビル出店します!

本日、岐阜柳ケ瀬商店会のサンデービルヂングマーケット、3回目の出店です!
今回も定番からマニアックなものまで新入荷しています。

写真が新入荷のレコードです。もう大名盤と言われるものばかりです。これ以外にも色々とおもしろいものもあります。今回訳あって当日のMAPにサンズは載っていませんが、前回と同じ場所(確かG02)で出店しています。是非新入荷をチェックしに来てください!

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4/15(日)サンビルに出店します!

先月に続き、岐阜柳ケ瀬商店会のサンデービルヂングマーケットに出店します。
前回初出店の反省を活かし、今回はしっかりと準備をして臨みます。
オーディオもちゃんと音出しチェックして持っていきます。。
前回間に合わなかったのですが、新入荷も結構ありますのでお楽しみに!

前回ご購入いただいた方も含めてお知らせになりますが、
販売するレコードはすべて聴いて傷やノイズのチェックをしているのですが、
万が一針飛びなどがある場合は返品・交換いたしますのでお気軽にご連絡ください。
自分も買ったレコードが針飛びすると結構ショックを受けます。
針圧などの調整で解消する場合もあるのでそのあたりもお伝えできると思います。

ちなみに、写真が新入荷のレコードです。ロバート・パーマーの1st、ウィリアム・D・スミスの1st・2nd、マーク・エリントンの2nd、5thは目玉商品になります。試聴もできますのでお気軽にお立ち寄りください。それでは4/15(日)サンビルでお待ちしております!

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サンデービルヂングマーケット出店中!

岐阜柳ケ瀬商店街のサンデービルヂングマーケットに本日出店しています!
ブース番号はG2です。かなりレアなものを持ってきていますので、ぜひお越しください。

初出店ということで準備がバタバタでしたがなんとか形になりました。
音出しできるようにオーディオ持ってきたのですが、おそらくアンプのトラブルで音が出ず、演出品になってしまったのが残念です。。

名盤探訪記10. Barbara Barrow & Mike Smith / Mickey And Babs Get Hot

名盤探訪記10枚目は、バーバラ・バロウ&マイケル・スミスのまたもや夫婦デュオの74年作”Mickey And Babs Get Hot”
やっと10枚目、目標のペースには遠く及びませんが、まずは小さな山を超えた気分です。

前回のマルダー夫妻は1曲を除いてカバー曲でしたが、本作は1曲を除いて全てマイケル・スミス作詞作曲(うち1曲のみバーバラとの共作)で、ソングライターとしてのマイケルの魅力を堪能できる素晴らしいアルバムです。マイケルは本作にも収録されているスティーヴ・グッドマンの名曲で、数々のアーティストにカバーされた”The Dutchman”の作者として知られています。彼はニュージャージーの荒れたファクトリータウンの出身で3人の妹がいましたが、父親を早く亡くし苦労したのだと思われます。その生い立ちは彼の1994年のアルバム”Michael, Margaret, Pat and Kate”で語られているそうなので聴いてみたいですね。カトリックスクールを出た後に、高校時代にギターとロックに出会い、プレスリー、ロイ・ロジャースの影響を受けます。高校卒業後、一家はフロリダに引っ越し、マイクはフォークに傾倒し、キングストン・トリオ、ハリー・ベラフォンテの影響を受けます。彼がやっていたPPMスタイルのトリオのメンバーの一人がバーバラでした。やっと出会いましたね。。彼の生い立ちがすごく面白かったので、細かく追ってしまったのですが、彼の音楽性の幅広さ、慈愛に満ちた歌詞表現の理由がわかった気がします。

アルバムの内容は本当に素晴らしいですね。他のレビューでスワンピーというものもありますが、おそらく二人のボーカル、特にバーバラの声質がそう思わせているような気がします。アレンジは様々ですが、ベースにはフォークがあると感じます。A1″Steal Away”はギターの音色やスライドの入り方、楽曲の展開など、後期のビートルズやジョージ・ハリスンっぽいです。プロデューサーのヒュー・マクラッケンがリードとスライドを弾いていますが、彼はローラ・ニーロ”イーライと13番目の懺悔”、ポール・サイモン”時の流れに”、ビリー・ジョエル”ストレンジャー””ニューヨーク52番街”やジョン、ポール、ヨーコの作品にもギタリストとして参加しています。またA2″Mom and Dad”はケニー・アッシャーの美しいピアノ、バーバラとマイケルの掛け合い、ハーモニー、特にバーバラのボーカルが最高で、ザ・バンドの”Weight”級のいい曲です。A4″Honeydew”はアコースティックなアンサンブルですが、とにかく曲がよくて、ケニー・アッシャーのクラビネット、エリック・ワインズバーグのペダルスチールがものすごくいい雰囲気を作っています。ケニー・アッシャーのピアノはA5″Save My Child”やB5″Dutchman”でも効いていますが全編で大活躍ですね。B1″Osceola’s Last Words”はA面とは違う始まりを感じさせ、B2″Blazing Guns”は少しダサい感じのロックナンバーですが癖になる感じです。B3″The Ballar of Dan Moody”は6分20秒の大作で、A4同様フォークっぽい曲ですね。でもこの曲の最後のピアノはもう良すぎですね。ニッキー・ホプキンスかと思いました。そしてB5″The Dutchman”で締めくくります。最後はピアノ一本でバーバラのボーカルをしっとりと聴けます。ジャケットが生ぬるい感じなので、なんとなく敬遠していましたが、ジャケットからは想像もつかない幅広い音楽性と最高のアンサンブル、楽曲構成です。さきほど出てきましたが、ポール・サイモンの”時の流れに”と並ぶくらいの傑作だと思います。

74年という最高の時代にひっそりと生まれ、強い輝きを放ちながらもジャケットで損している隠れたマスターピース、必聴です!!!

Barbara Barrow & Mike Smith* ‎– Mickey And Babs Get Hot
Label:Bell Records ‎– 1306
Country:US
Released:1974
Genre:
Rock, Folk

Bass – Don Payne
Drums – Rick Maratta
Piano, Organ, Clavinet – Kenny Ascher
Electric Guitar – Bob Mann
Banjo, Steel Guitar, Fiddle – Eric Weissberg
Clarinet – Romeo
Steel Guitar – Mark Horowitz
Backup Vocals – Elizabeth Carigan, Raun McKinnon
Dobro – Paul Prestopino
Producer – Hugh McCracken

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名盤探訪記9. Geoff & Maria Muldaur / Pottery Pie

名盤探訪記9枚目は、ジェフ&マリア・マルダーの夫婦デュオの68年作”Pottery Pie”

ジェフとマリアはジムクェスキン・ジャグ・バンド時代に出会い結婚し、バンド解散後、夫婦デュオとして本作を発表しました。プロデューサーにフェアポート・コンベンションのプロデューサーのジョー・ボイドを迎え、ゆったりとした雰囲気で何度でも気持ちよく聴けるアルバムです。ジェフとマリアがほぼ交互に歌いますが、ギターで参加したエイモス・ギャレットが最高の味を出しています。自作はないですが、トラディッショナルソング、ブルース、ディラン、ジョージア・オン・マイ・マインド、ブラジルなど幅広い選曲を二人ならではのアレンジで聽かせてくれます。

A1″Catch It”ではエイモスのいなたいギター、ピアノ、ペダルスチール、ホーンの最高のアンサンブルで強烈なカウンターパンチを食わされます。エイモスのギターソロはもうたまりません。いきなりなんだこのアルバムは!と度肝を抜かされます。ジェフの歌唱も素晴らしいです。A2ではディランの”I’ll Be Your Baby Tonight”をマリアが歌いオールドタイミーに聴かせてくれます。A3″New Orleans Hopscop Blues”はブギウギピアノスタイルの曲で、こちらもエイモスのギターやばいです。コーラス、ホーンアレンジも素晴らしいですね。A5″Prairie Lullabye”はストリングスも加わりこちらはジェフの歌唱でオールドタイミーに、A6″Guide Me, O Great Jehovah”ではマリアのアカペラで締めくくります。B面は4曲、どの曲もよいのですが、B2″Brazil”のイントロのギターリフは独特ですね。この2人のバージョンのブラジルはとってもいいです。B3″Georgia On My Mind”はマリアの歌唱にうっとりしてしまいますが、さらに中盤エイモスの最高のギターソロがたっぷり堪能でき、もう完璧です。

最高の夫婦(当時は)がお互いを尊重しながら、高め合い生まれた最高のアメリカン・ミュージック、必聴です!!!

Geoff & Maria Muldaur ‎– Pottery Pie
Label:Reprise Records ‎– RS 6350
Format:Vinyl, LP, Album, Stereo
Country:US
Released:1968
Genre:Rock, Blues, Folk

Art Direction – Ed Thrasher
Bass – Billy Wolf*
Drums – Billy Mundi, Rick Marcus
Engineer – John Wood
Guitar, Piano – Geoff Muldaur
Horns – Hal Grossman And Friends*
Lead Guitar – Amos Garrett
Mastered By – Bob Ludwig
Pedal Steel Guitar – Bill Keith
Photography By – Charlie Frizell*
Producer – Joe Boyd
Trumpet, Whistling – Peter Ecklund (tracks: B2)
Vocals – Betsy Siggins, Maria Muldaur

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名盤探訪記8. McGuinness Flint / Happy Birthday, Ruthy Baby

名盤探訪記8枚目は、イギリスのフォークロックバンド、マギネス・フリントの2nd”Happy Birthday, Ruthy Baby”

マギネス・フリントは1970年に元マンフレッド・マンのトム・マギネス、元ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズのヒューイ・フリントにボーカル&キーボードのデニス・クルーソンとマルチ奏者でシンガーソングライターコンビのギャラガー&ライルを加えて結成されました。

彼らは1stシングル”When I’m Deaad and Gone”がいきなりUKシングルスチャートで2位、ビルボードポップチャートで47位、他にもアイルランドやカナダのチャートでも上位に入り、デビューアルバムの”McGuinness Flint”もUKのアルバムチャートで10位と、いきなり売れっ子になってしまいます。さらに続くシングルの”Malt and Barley Blues”もUKチャートで5位を獲得。そんな予想だにしなかった成功に彼らは大きなプレッシャーを感じ、最初のツアーは大失敗に終わります。コンディションを崩してほとんどの予定をキャンセルしたらしいので相当なプレッシャーだったんですね。。かわいそうですね。

バンド内はツアーとパフォーマンスを重視するマギネスとフリント、ソングライティングとレコーディングを重視するギャラガーとライルで意見が食い違いますが、結果としてこの2ndアルバムはギャラガーとライルの意見が重視されたアルバムとなりました。不運にもチャートにおいては成功を収められませんでしたが、良質な楽曲にレコーディングを重視した素晴らしいアルバムとなっています。

A3のマギネス/フリントの作品以外は全てギャラガー&ライルの作品で、A1のタイトル曲”Happy Birthday, Ruthy Baby”での素晴らしいピアノプレイはニッキー・ホプキンスで他5曲で演奏しています。楽曲もバラエティに富み、カントリー、バラード、ロック、A面だけでも色々な顔を見せてくれます。A6″KLONDIKE”で締めくくる流れはもうこのままアルバムを終わってもいいと思わせる素晴らしい流れで、この曲はとてもいい曲ですね。同じイギリスのせいか、ポール・マッカートニーのJUNKを思い出します。B1″Reader to Writer”ではその余韻を全く残さず仕切り直し、B2″Changes”は途中バンジョーが三線のように入ってきて某沖縄のバンドが浮かんでしまいます。。B面はA面に比べて少し息切れ感が否めませんが、最後のB6″Sparrow”で見事に締めくくっています。まさに名曲。ギャラガー&ライルはこのアルバムでグループを去りますが、第1期マギネス・フリントの終わりを感じさせる曲です。

若いメンバー達の苦悩、葛藤の末に生み出された珠玉のスタジオレコーディング・アルバム、必聴です!

McGuinness Flint ‎– Happy Birthday, Ruthy Baby
Label:Capitol Records ‎– ST-794
Country:US(アメリカ盤のため)
Released:1971
Genre:Rock

Acoustic Guitar, Electric Guitar, Mandolin, Bass, Vocals – Graham Lyle
Acoustic Guitar, Harmonica, Electric Guitar, Bass, Piano, Vocals, Ocarina – Benny Gallagher
Arranged By – Brian Rogers (tracks: A6)
Arranged By [Horns] – Jimmy Jewell, John Mumford
Drums – Hughie Flint
Keyboards – Nicky Hopkins (tracks: A1 to A3, B1, B5, B6)
Producer, Engineer – Glyn Johns
Saxophone – Jimmy Jewell
Trombone – John Mumford
Vocals – Dennis Coulson
Vocals, Electric Guitar, Bass – Tom McGuinness
Written-By – B. Gallagher* (tracks: A1, A2, A4 to B6), G. Lyle* (tracks: A1, A2, A4 to B6), H. Flint* (tracks: A3), McGuinness* (tracks: A3)

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名盤探訪記7. Vince Martin / Vince Martin

名盤探訪記7枚目は、フレッド・ニールの僚友として知られるヴィンス・マーティンの73年のソロ2作目“Vince Martin”。

ヴィンス・マーティンは1957年にタリアーズをバックに「シンディ・オー・シンディ」をヒットさせたことで知られています。その後1960年代初頭にはフレッド・ニールとのデュオでさらに広くその名を知らしめます。彼らの1964年のアルバム「Tear Down The Walls」は主にフレッド・ニールの曲で構成されており、ジョン・セバスチャンも参加しています。この作品は後のフォーク・ロックの流れに大きな影響を与えた作品となりました。

本作は69年の1st「If The Jasmine Don’t Get You…The Bay Breeze Will」に続いて73年に発表されました。フォークをルーツとしながら、ゆったりと気持ちよ〜く聴ける良作です。アンサンブルもいいなーと思って何気なく聴いていたのですが、クレジットを見て納得、参加ミュージシャンが豪華!ジェフリー・コマナー(リードギター)、クリス・ダロウ(ドブロ、マンドリン、ギター、ピアノ、フィドル)、さらにヴァン・ダイク・パークス(マリンバ)、ジョン・セバスチャン(ハーモニカ)、極めつけはハンク・ウィリアムズ(コーラス)。さすがフォーキーの大御所、人脈が広いですね。

ほぼ全曲でヴィンス・マーティンがギターとピアノで弾き語り、3ピースのシンプルなアレンジの曲もありますが、豪華ミュージシャンの名演が聴ける曲がアルバムを印象づけます。A1 Givers & Takersでのクリス・ダロウのドブロとジェフリー・コマナーのギターの掛け合い、カリプソ調のA3 Leaving Songでのヴァン・ダイク・パークスのマリンバ、A5 Catch Me I’m Fallin’でのクリス・ダロウのフィドル、ジョン・セバスチャンのハーモニカ。B1 You Wonder Whyもドブロとハーモニカが効いています。B2 Fayettevilleではクリス・ダロウはマンドリンを弾き、B3ではスライド、B4ではピアノまで、この人はすごいですね。超マルチプレーヤー、高田漣のような人ですね。そうするとヴィンス・マーティンは細野晴臣ですね。一流には一流のフォロワーということですね。ついつい演奏面が中心になってしまいましたが、各楽曲、全編通しての流れも素晴らしいですが、特にB3 Now She’s GoneからB5 Roy’s Songで締めくくる流れは最高です。

大きな大木のもとに、素晴らしい音楽を奏でる小鳥達が集まった、そんな情景が思い浮かぶ、グッド・タイム・ミュージック、必聴です!!

Vince Martin ‎– Vince Martin
Label:Capitol Records ‎– ST-11181
Country:US
Released:1973
Genre:Folk Rock

Vocal,Guitar,Piano – Vince Martin
Bass – Duke Bardwell
Rhythm Guitar – Jeff Comanor
Dobro,Mandlin,Lead Guitar,Piano,Fiddle – Chris Darrow
Background Vocals – Venetta Fields
Saxophone – Sidney George
Drums – Buddy Helm
Twelve String Guitar – Eric Hord
Background Vocals – Clydie King
Bass – Charles Larkey
Marimba – Van Dyke Parks
Harmonica – John Sebastian
Drums – Kelly Shanahan
Background Vocals – Hank Williams
Produced By Vince Martin
Executive Producer – Ken Sasano
Engineer – John Wilson
Piano,Flute – Maribeth Solomon
Bass – Mark Lams
Drums – Russ Kunkel
Producer – Peter Asher

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名盤探訪記6. Tracy Nelson / Mother Earth – Tracy Nelson / Mother Earth

名盤探訪記6枚目は初の女性ボーカルもの、トレイシー・ネルソン/マザー・アースのトレイシー・ネルソン/マザー・アース。アーティスト名とタイトルが同名で、且つどちらも連名と非常にわかりづらいアルバムです。

このアルバムはタイトルとしては通称マザー・アースで、アーティスト名義もマザー・アースということになっているようで、一旦トレイシー・ネルソンは外して考えるとわかりやすく、マザー・アースの5枚目のアルバム、マザー・アースです。このタイトルには、パフォーマーとしてのネルソンとそのネルソンの単なるバックバンドになってしまった他のメンバーとの間に生まれた距離が反映されています。

マザー・アースはマーキュリーから3枚のアルバムを出し、その後リプリーズから71年に「Bring Me Home」72年に本作を発表しました。バンドは1967年にカリフォルニアで結成されました。65年にソロデビューをしていたトレイシーが66年にシスコでトラヴィス・リバースと出会い、彼のマネジメントのもとテキサス出身のミュージシャンを集めたのが結成の経緯なので、結成の時点でトレイシー中心のバンドであったことは間違いありません。68年にギタリストのジョン・アンドリュース、70年にキーボード奏者のアンドリュー・マクマホン、ドラムのカール・ヒンメルがメンバーになり、バンドの中核となります。

トレイシーはこのリプリーズ時代にエリック・カズ、ジョン・ハイアット、スティーブ・ヤング、夫のボビー・チャールズの曲をいち早く取り上げ、本作でもボビー3曲、エリック2曲、ジョン1曲をカヴァーしています。カントリー、ゴスペル、ブルース、R&Bの南部ルーツ音楽を独創的に組み合わせた彼らならではのロックのスタイルは前作今作で頂点を迎えます。A1 The Same Old Things後半でのギターソロとキーボードソロの応酬にはいきなり度肝を抜かされます。掛け合いが続きそのままフェードアウトで終わっていきます。A3 Mother Earth(Provides for ME)はゴスペル調でエリックのバージョンとは違う良さがあります。B1 Someday My Love May Growもエリックより泥臭さがありますね。ボビーのA4 Tennessee Blues、B2 Homemade Songs、ジョンのB3 Thinking of Youも佳曲揃い。録音もよく、全編良質なアンサンブルで聴かせてくれます。

トレイシーとメンバーの微妙な距離感によりトレイシーの才能が開花し、バンドメンバーも自身の役割を務め上げた快作、必聴です!

Label:Reprise Records ‎– MS 2054
Format:Vinyl, LP, Album
Country:US
Released:1972
Genre:Rock, Blues, Folk, World, & Country

Bass – Steve Mendell
Electric Guitar, Acoustic Guitar – Jack Lee (2), John Andrews (5)
Engineer – Gene Eichelberger
Percussion – Karl Himmel
Photography By – Jim McGuire, Marshall Fallwell, Jr.*
Piano, Organ – Andy McMahon
Producer – Travis Rivers
Vocals – Tracy Nelson

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名盤探訪記5. Tony Kosinec / Bad Girl Songs

名盤探訪記5枚目は、カナダの名シンガーソングライター トニー・コジネクの70年の2nd “Bad Girl Songs”。

トニー・コジネクはイギリスのリーズ生まれ、生後6ヶ月でカナダのトロントに移住。20歳の時にトロントのライブハウスに来ていたエリック・アンダーソンに自作を披露する機会を得て、その場に居合わせたNYCの人気DJ マレー・ザ・Kが即座に契約を申し出たという逸話の持ち主。その後コロンビアから発表した1stは決して悪くはないのですが、本作と比較するとだいぶ見劣りする印象です。トニー自身も1stの出来には全く満足していなかったそうです。

2ndはジェイムズ・テイラー、リンダ・ロンシュタット、ダニー・コーチマー、J.D.サウザーなどのプロデューサーとして有名なピーター・アッシャーと出会い、彼のプロデュースによりロサンゼルスで製作されました。シンプルなアレンジで、一部プログレッシブな展開をする曲ありますが、アコギ1本のシンプルな曲もあり、アルバム全体としてはロックというよりはフォーキーな印象が残ります。カナダのソングライターはアメリカのソングライターに比べ、どこか繊細で美しく、冬を感じる(雪景色のイメージ)のですが、ブルース・コバーンやレナード・コーエンに通ずるところもありつつも、そのメロディセンスと楽曲構成のセンスは別格であり、最初の逸話も納得できます。

A1 The World Stillはプログレッシブな展開で始まり、A2 I Use Herはアコギとピアノのアンサンブルがとても美しい曲です。タイトル曲のA3 Bad Girls、A4 Come And Goもイントロからアメリカ人にはない感性を感じ、静かな曲の中にも緩急がある曲の展開は秀逸です。B1 Gemini At Painsはピアノとフルートが美しい静かなフォークロック曲ですがラストのピアノソロはベースも絡みジャズ調に展開します。B2 Me and My Friends、B3 Dinner Timeも本当にいい曲で、B4もB5もB6も、、、言い出すとキリがない、、簡単に言ってしまうとこの人は天才ですね。。

不遇の天才が生み出したフォーク・ロックの宝石箱とも言うべき名盤中の名盤、必聴です!!!

Tony Kosinec ‎– Bad Girl Songs
Label:Columbia ‎– CS 30277
Country:US
Released:1970
Genre:Folk Rock

Vocal,Guitar – Tony Kosinec
Piano,Flute – Maribeth Solomon
Bass – Mark Lams
Drums – Russ Kunkel
Producer – Peter Asher

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